ほくろ除去が保険適用になる
条件とは!?
ほくろでお悩みの方へ
ほくろがあることで日常生活に困ることがなければ除去する必要はありません。ただし、数や場所によって不快感や物理的な問題を引き起こしている場合は除去治療が考慮されます。
また、ほくろと思っていたものが腫瘍であることもあります。新宿国際医院ではダーモスコピーで腫瘍の特性を調べ、切除後に病理検査で良性か悪性かを判断します。ほくろでお悩みの方は当院にご相談ください。
保険が適用されるホクロ除去の基準
悪性ほくろと診断された場合
ほくろに見えても、診察で悪性腫瘍のメラノーマと判明することがあります。メラノーマには様々なタイプがあり、どの部位にも発生する可能性があります。
- 6mm以上に拡大する
- 不規則な形状
- 左右非対称
- 色の濃淡が違う
など
これらの兆候がある場合は、早急に医師の診断を受けることが重要です。
日常生活や精神的に悪影響がある場合
目の上の大きなほくろで視界が悪くなったり、盛り上がったほくろで入浴に問題が生じたりする場合など、日常生活の支障や精神的ストレスがある場合は、健康保険が適用されることがあります。
ほくろの種類
ほくろには様々な種類があり、多くは良性ですが、検査で悪性腫瘍のメラノーマと判明することもあります。ここでは、よく見られるミーシャー母斑・ウンナ母斑・クラーク母斑・スピッツ母斑のほか、珍しい青色母斑や獣皮様母斑についても説明します。
ミーシャー母斑
首や顔、頭部にできやすく、ドーム状で毛が生えていることもあります。幼少期に発生すると、年齢とともに徐々に膨らみ、色は黒褐色から薄くなり、周囲の肌の色に近づいていきます。直径は1cm未満が多いですが、皮下脂肪まで深く達する場合もあります。
ウンナ母斑
体幹や上腕、太腿に思春期から30代にかけてできやすいほくろです。直径1cm程度で、柔らかな粒状や桑の実状の隆起を持ち、色は黒~茶褐色が多いです。先天的なウンナ母斑は後頭部やうなじにできやすく、9割以上が3歳頃までに消失します。
クラーク母斑
平らで楕円形のほくろで、全身どこにでもでき、手の平や足裏にも発生することがあります。色は黒~黒褐色で中央が濃くなる場合があり、中央部のみが隆起することもあります。最も頻度の高いほくろで、一般的に1cm未満の大きさです。
スピッツ母斑
若い人に多く、60歳以上ではまれなほくろです。幼児期に発生し、赤色~茶色~黒色と様々な色調を持ちます。通常は1cm未満ですが、急激に大きくなることもあり、その際は悪性腫瘍との鑑別のため皮膚科の受診が推奨されます。
青色母斑
手や足の甲、顔にできやすい濃い青色~黒色のほくろで、1cm未満の小さな隆起が特徴です。表面はツルツルしてやや硬く、まれに悪性化することもあります。
獣皮様母斑
先天性で、年齢とともに大きくなるほくろです。直径は10~20cmに達し、太い毛が生えるのが特徴で、腹部、背中、顔にできやすいです。悪性腫瘍との鑑別が必要です。
ほくろの原因
ほくろの原因は様々で、大きく目立つほくろ、特に顔周りは視線が気になりがちですが、除去することで悩みから解放されます。また、皮膚ガンのほくろもあるため、お悩みの方は当院にご相談ください。
紫外線
紫外線を浴び続けるとメラニンが生成され、その刺激でほくろができやすくなります。紫外線が強い夏だけでなく、他の季節や曇りの日でも紫外線は降り注ぐため、年間を通した紫外線対策が必要です。日焼け止め、つば広の帽子、日傘などで紫外線を避けましょう。
女性ホルモン
紫外線対策をしていても、女性ホルモンの影響でほくろができやすい方がいます。特にプロゲステロンが多く分泌される生理前や妊娠・出産時にメラニンが増え、ほくろができることがあります。ホルモンバランスを整えるためには、心身を休め、大豆を中心とした食事を意識することが大切です。
肌への強い刺激
メイクやスキンケアで強い刺激を与えると、メラノサイトがメラニンを多く作り、ほくろができやすくなります。肌をこすったり引っ張ったりしないよう、優しくお手入れすることが大切です。
生活習慣や食習慣の乱れ
生活習慣や食生活が乱れると、新陳代謝やホルモンのバランスが崩れ、ほくろができやすくなるだけでなく、しわやくすみも引き起こされます。これらを防ぐためにも、栄養バランスの取れた食事、夜12時までの睡眠、ストレス管理を意識するようにしましょう。
ほくろの検査・診断
ほくろの診断は皮膚科医による診察が基本です。形や色、境界を確認し、正常なほくろか、異型母斑や皮膚がんかを判断します。ダーモスコピーを使用して詳細に観察し、悪性が疑われる場合は超音波検査で腫瘍の深さを確認します。疑わしい場合は、ほくろを切除し、病理検査で確定診断を行います。
ほくろの除去・治療法
CO₂レーザー
炭酸ガスレーザーを使用してメスを使わずにピンポイントでほくろを除去します。出血が少なく、傷跡が目立たないのが大きな利点です。照射後は皮膚が削れますが、通常1~10日で再生し、平らになります。平らで小さなほくろの除去に適しています。
切除法
メスでほくろを含む皮膚を切除し、縫合する方法です。深いほくろも完全に除去でき、再発のリスクが低いのが特徴です。ただし、切除により直線の傷跡が残ります。当院では、傷跡が目立たないよう丁寧に切開・縫合を行っています。直径5mm以上の比較的大きなほくろに適しています。
くりぬき法
パンチという器具でほくろを円形にくり抜く方法で、縫合は不要です。自然に傷が塞がり、傷跡はニキビ跡程度で目立ちません。深くまでくり抜けるため、再発リスクが低くなります。直径5mm未満の小さなほくろの除去に適しています。
ほくろ除去の費用
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